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ちょっとずつの更新でスイマセン><。。

来週は誕生会なので(この年で!!)

実家に親戚が集まりますので(滝汗)

無理かもしれませんが……、

やっと涼しくなってきたし、

例の消してしまったお話をもう一度書き直して、

拍手にアップできるといいなぁと思っています。


「あなたに、触れる」は後、半分ぐらいですー。

じりじりとじれったい進み具合でスイマセン。

それもダイジェスト感が拭えない感じで。


 ぽつりぽつりと美咲さんが話した内容は例のストーカーの旦那さんが浮気しているという信じられない内容だった。
 美咲さんは出会った頃にすでに幼稚園の子供がいて、その後第二子、第三子と出産していた。一番下の子は今、2歳だ。二人目も三人目も産む産まないでごたごたしていた。
 旦那さん自身が大きな子供だから一人で何人も子供を育てるのは無理だから子供は一人で……という美咲さんと、自分が一人っ子でずっと兄弟が欲しかった旦那さんは子供には兄弟が絶対に必要だからと譲らなかったそうだ。
 最終的には二人目と三人目を作った時はレイプまがいのセックスだったらしい。美咲さん自身がそう言った訳ではなかったけれど言葉の端々にそんなニュアンスが見え隠れしていた。
 その旦那さんが浮気??
 それこそ天変地異の前触れかと私はびっくりした。
 でも、本当に浮気ならもしかして美咲さんが彼の呪縛から逃れられるかもしれない、と、密かに期待した。
 だがしかし、旦那さんは完全に身体だけの浮気だった。
 口論になっても絶対に別れないと宣言されたらしい。
 それに三人も子供がいて、一人ならともかく女手一つで育てる自信もないし、子供から父親を奪うのもどうなんだろうと、美咲さんは考えてしまったらしい。
「浮気なら、私にばれないようにしてくれればいいのにね……」
 疲れたように淡く笑う美咲さんに、私は怒りを抑え切れなかった。だって、そんなに美咲さんを愛してるならなんで浮気なんて!! そして美咲さんを苦しめるなんて!!
「私、セックスは嫌いだからよそでしてもらっても構わないってずっと思ってたけど、やっぱり裏切られたと思うと辛い。自分勝手なこと言ってるって判ってるけど……」
 愛情はなくても10年も一緒にいればやっぱり情はわくようで、見たこともないぐらい美咲さんは辛そうにしていた。
 その上旦那さんは性病も貰ってきたらしく、美咲さんも感染してしまい、病院へ行ったそうなのだ。
「こんなに惨めな気持ちになったのは生まれて初めてよ」
 はらはらと泣く美咲さんを私は思わずかき抱いた。
「そんな男、捨てちゃえばいいよ。住むとこないならここに住めばいいし、子供だって私も一緒に面倒見るよっ!」
 はたして触れない私が子供の何を面倒見られるか、何も判ってもいないのに思わず叫ぶ。
「な、なっちゃん?? え、触っても大丈夫なの??」
 私の言葉よりも行動の方が美咲さんをびっくりさせてしまったようで抱きしめる私を呆然と見上げる。
「大丈夫みたい。私、美咲さんなら大丈夫みたい……」
 確証はなかったけれど、そうして抱きしめて胸が痛いような苦しいような喜びに、やっぱり……と思う。
 私は美咲さんが好きなんだ。多分、これが、愛おしいという気持ちなんだ。
「そっか、だんだんいろいろな人に触れるようになるといいわね」
 涙で潤んだ目を柔らかく細めて、美咲さんはお母さんみたいな顔で笑った。
 私の一世一代の告白はこうして美咲さんに届かずに消えた。

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