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あけましておめでとうございます。

元気です、生きてます。

拍手コメントも拍手も有り難うございます。

年頭から駄目駄目で申し訳ありませんが本年もどうぞよろしくお願いいたします。



 以下、少しですがカラスの続きです。よろしければどうぞ。


【暫定】 続・夢見るカラス 4




「先生、好き、愛してる」
 キスの合間にまるで呪文のように囁かれる。溶け合ってしまいそうなキスに息を荒げて、けれども背中に当たるフローリングの冷たさと硬さに、ここは玄関だったと今更に気付いた。
「うみの、さん……」
 身体に乗り上げて私の唇を吸い、服の上からやわやわと胸をまさぐっている美波の手を掴み、制止し、顔をそむけてキスから逃れる。
「待ってちょうだい」
 私から拒絶されたのだと思ったのか、美波の顔が強張りさっと蒼褪めた。
 私は整わない息を何とか整えて、
「私も、あなたを愛しているわ、きっと……」
 そう告げ、意図して微笑んで見せた。
「先生!!」
「でも、ここは玄関だし、下はフローリングよ。今ここで始める事じゃないと思うのよ。もし、愛し合うならちゃんとしたいの」
 獣みたいに交わるのではなくて、身体だけじゃなくて、心も繋ぎたい。彼女にとってこれが一過性の熱病だったとしても。美波と深く繋がって愛し合いたい。2人で溶け合ってしまいたい。ただこうして見詰め合うだけで脳が快楽に満たされるのに、セックスしたらどうなってしまうんだろう。
熱っぽく潤んだ瞳に見つめられて背中から駆け上がってくるような快楽がじんわりと私の脳を痺れさせる。
 愛おしいと思う相手が自分を愛してるなんて夢か奇跡に違いない。そう、夢でないなら間違いなく奇跡なのだ。
 その奇跡の相手が頬を上気させて輝く強い瞳で私を見つめて言うのだ。
「先生、セックスしたい。私に先生を愛させて……」
 その切なる願いをどうして私が断わる事が出来よう。
 私はいつの間にか握り締められていた両手を、静かに思いを込めて握り返した。



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